××××× 男のラーメン ～六厘舎～ ×××××

「お客様、入りますっ！」
「いらっしゃいませぃっ！」
祭囃子の派手な太鼓の音と７～８人の威勢のいいスタッフに迎え入れられたのは、カウンターばかり10数席くらいの小さな店内。
あぁ、男の職場だよなぁ…まさに装飾なし、味のみで勝負しますって感じ。

４月19日の日曜日、子にゃんコかあちゃんはAとBに急きたてられて、朝の９時半に家を出たのでした。
いつもなら半日寝ている日曜日…でもその日の目的地はつけ麺の超有名店『六厘舎』。
実はその六厘舎さん、うちから歩いて10分足らずのところにあります。…ありますが、もう開店して５年くらい経つのにかあちゃんが知ったのはごく数カ月前のことでした。
それもそのはずで、かあちゃんの母校である小学校の近くのその店は、商店街にあるでもなく、飲食店街にあるでもなく…どちらかというと住宅街の中にあるっていったほうがいいような。しかも開店11時半でスープがなくなるまで、４時半くらいには閉店になってしまうので、ただでさえ職場に行く路線の駅とは逆方向の六厘舎さんにはかあちゃんはまったく気付くことなく通り過ぎていたのでした。

昨年の秋ごろ、ポートスママ様のブログから飛ばせていただいたグルメつながりのブログでおいしいつけ麺屋さんを尋ねたときに初めて知り、近くにあるのを知ってビックリ。でも近くの小学校は子供ら２人の母校でもあるのにＡもＢも口をそろえて「そんなところにつけ麺屋なんてあったっけ？？」。
そしたらおばあちゃんが「ああ、確かすごい行列ができているお店があったわね。」と教えてくれました。

その『六厘舎』さんに最初に行ったのはドラ息子のＡ。
最初に行ったときは疲れていたせいで「やたら待ったっけ。」と「腹が減った。」という２つの意識が邪魔をして味がよくわからなかったそうですが、１回、また１回と通ううちに魔力のようなものに取りつかれたんだとかｗ。

前置きはこのくらいにして９時４０分、六厘舎到着。小さな店はまだシャッターが閉まっており(当たり前だよ開店２時間前)、でもすでにスタッフのお兄さんが店の前で何か準備していて、子にゃんコたちが並ぶと「お早い時間からありがとうございます！！」と声をかけてくれました。
実は空席待ち用のベンチが３つ店の前に並んでいます。１０人くらいは開店まで座って待っていられるわけです。Ａが寝ぼけまなこの子にゃんコを急かしたのは、かあちゃんを座らせるためのこのイス確保のためでした。
果たして子にゃんコたちがトップだったのですが、５分も経たないうちに一人、また一人と増えてゆき、１０時になる前にベンチはいっぱいになっていました。
１０時半までに列は２０人を超え、１１時くらいには３０人を超える人になっていました・・・すごい＾＾；；；。

「お暑い中をありがとうございます。冷たいお茶をご用意しましたのでどうぞ。」
お茶の入ったタンクと紙コップが置かれ、お店の人の気配りですね。けっこう初夏の日差しは強くて汗ばむくらいだったのでとてもありがたかったです。
Ａが言うには冬にはあったかいお茶をいただけたんだそうです。

１１時過ぎ、お店の人が順番に注文を取りにきて・・・知っているはずのＡがコンビニに雑誌をのぞきに行って少々モタつきましたがまあ無事に・・・子にゃんコはあつもりに海老玉と豚ほぐしのトッピングで注文。Ａは特盛にしていましたっけｗ。

いよいよ開店の１１時半、列は５０人くらいになっていて３列に分けられていました・・・細い路地にぶつかる歩道なので大人数になると歩行者に支障が出てしまうのでお店の人の配慮です・・・ってより、そこまで並んじゃうんだからすごい。だって総入替制ですからこの時点で最後尾は２時間後くらいですものね。子にゃんコたちが入った店内は今までいったことのあるラーメン屋さんとは全然違ったものでした。

味については説明し尽くせないのが残念です・・・だって説明できたらそれだけのものになってしまいますもんね。
六厘舎さんの麺はスープがこっくりしているのに負けない極太麺です。すごく腰があって腹持ちがいい。麺物はお腹が空きやすいというのがセオリーですが、この麺はそんなことはありません。
他の麺食いの方々のブログに詳しく書かれていますが、噂に聞くスープの特徴は、豪快に短冊切りにしてあるチャーシューと海苔の上にのせられたたっぷりの魚粉です。

チャーシューは口に入れると改めて「この切り方、チャーシューを食べたいって言うときにいいわ♪」と思いました。薄く切るのと違って「肉食べてます。」って感じ。そして子にゃんコはトッピングに「豚ほぐし」というチャーシューをほぐしたものを入れてもらいました。これがまたスープに旨味をプラスするのね。
そして強い魚粉の香り・・・といっても魚臭いわけじゃないですよ。香ばしいのです。海苔にのっているのでスープにすっかり浸っているわけではないので香ばしい香りが強く感じるのかもしれません。
海老玉は好みによりですね。スープと併せて食べるのなら普通の味玉の方が合うような気がします。でもおいしかった。

麺を食べ終わってスープが残ったら店員さんに「スープ割りお願いします。」と言って渡します。「喜んで！！」と返事が返ってきて、飲みやすいように柚子の香りのスープで割ってくれるのです。
魚粉の香りとチャーシューの旨味と柚子のさわやかさがマッチして、これが一番おいしかったかな、子にゃんコには。

帰るときには列はさらに伸びてごらんの有様。

子にゃんコとＡ＆Ｂはトップをとったおかげで２時間待ちましたがゆっくり座って待つことができました。Ａの読み、さすが＾＾；；。
六厘舎さん、また食べに行かせていただきますね。

ちなみに六厘舎さん、出前もやっています。
ただ、やっぱり麺は茹でたてが命…それにスープ割りもできないので、やはり行って食べた味にはかなわないと思いますね。
お持ち帰り用セット(お取り寄せ)もあるので、出前とるには遠いし、どうしても行けないけど食べたい！という方にはオススメです。



おまけ

近所のスーパーにこんなんありましたw。
値段は300円くらい。スープは希釈、魚粉はついていましたが、店内で食べたものとは香りも全然違いました。
気のせいか、麺の太さも微妙に違っていたような…。
ドラ息子いわく「この値段でよくここまで再現したね。」だそうで(^^;;。
お手軽に雰囲気を味わいたい方にはいいかもですね。

 

お久しぶりでございます、子にゃんコです。むげんだい君が日記をサボる宣言をしてから約１ヶ月のご無沙汰です。

実はそのあと、光ルーターの不良でネット自体に繋ぐことができなくなってしまいました。Ａの協力のもと、新しいルーターを取り寄せ、なんとかやっとネットに繋ぐことができたと思ったら無線のネットワークも回復していました。・・・つまりすべてはＩＰ電話用のルーターの不良でおかしかったようなんです。・・・でも未だにＩＰ電話は使えない；；；。

おかげさまでエンタメを立ち上げたら、むげんだい君は大慌てで１か月分の日記を書いていました＾＾。

明日からまた日記をアップしようと思います。みなさま、またよろしくお願いいたします。